激動と再生の20年―神奈川県住宅供給公社70年史―
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78(2)新川崎・鹿島田駅東部地区(A街区)「ルリエ新川崎」産株式会社に商品企画を依頼し、当公社、川崎市公社、三井不動産株式会社の3者により、立地を生かした大規模開発事業として、これまでにないスケール感と、当時の先端技術である超高層免震採用などの面から、業界内外でも注目された物件となった。分譲価格についても、サウザンドタワー最上階(41階)99㎡の住戸は、市場相場による価格設定では1億円超となる見込みであったことから、当時建設省からの指導によりそのような高額物件を公社が分譲することは認められていなかったため、当初、該当住戸については民間会社による分譲も検討されたが、その後の景気動向や市場予測を踏まえて9,000万円台に設定した経緯がある。新川崎・鹿島田地区は、その後も当公社の市街地再開発事業「ルリエ新川崎」や民間事業者による再開発が進み、最寄りの鹿島田駅と当該敷地をペデストリアンデッキで結ぶなど、駅前の様相が大きく変貌を遂げたエリアとなっている。なお、サウザンドタワー販売中にアメリカの同時多発テロ(2001〈平成13〉年9月11日)が発生し、超高層住宅への不安が広まり、一時期集客が落ち込んだこともあった。ルリエ新川崎(川崎市幸区)は、JR南武線鹿島田駅前の東芝タンガロイ工場の跡地(約4.0ha)の北側(約0.8ha)において、当時の駅前に建ち並んでいた店舗等の地権者の理解・協力を得ながら公社が施行した第一種市街地再開発事業により竣工した複合施設である。そのときの地権者は総数5名であったが、うち1人は転出を希望し、もう1人は阪神・淡路大震災の事例から権利関係を明確に区分する「区分所有」ではない形で再開発に合意された。当時、隣接するB街区(サウザンドシティ)や近隣の鹿島田駅西地区再開発、公社下平間団地等も含めた「川崎下平間周辺地区住宅市街地総合整備事業」(図1-6-1)として一体的な市街地整備が図られた区域であった。また当該ルリエ新川崎 下層階に大型商業施設や業務施設を併設する複合施設

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