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採用担当ブログ

2026-04-30

いざという時に備えて。実地避難訓練に向けて、自衛消防隊組織の役割を確認

当公社では、想定外の災害に備え、働く人々によって構成される自衛消防組織を編成しています。自衛消防組織とは、火災などの災害が発生した際に、消防隊が到着するまでの間、初期消火や通報、避難誘導、救護などの初動対応を担う自主的な消防組織です。被害の拡大を防ぐため、各担当が役割分担のもと連携し、迅速かつ的確に行動することが求められます。
また、自衛消防組織は消防法に基づき、大規模な建物などで設置が義務付けられており、平時からの訓練や備えが、いざという時の安全確保につながります。公社ビルでも、入居するすべてテナントを対象に組織を構成しています。

今回、各テナントの代表者を集め自衛消防組織による机上防災訓練を実施しました。火災発生時の基本行動や防災設備の位置・操作方法を確認し、次回予定している実地避難訓練に向けた理解の向上を図るものです。
 

火災発生時の基本行動を確認

今回の訓練では、火災が発生した場合のシナリオを公社ビルが作成し、火災発生時に自衛消防隊がどのような役割分担で対応するのかを各テナントの方と確認しました。
自衛消防隊は、本部の指示のもと初期消火、避難誘導、安全確保、情報連絡など、それぞれの班が連携し、本部を含め6班で体制を整えています。
 
【本部】
本部は無線で集まる情報を整理しながら館内の状況を把握します。館内放送を活用して在館者へ情報提供を行うとともに、自衛消防隊へ消火活動や避難開始などの指示を出します。
【初期消火班】
火災を発見した場合、まずは消火器による初期消火を行います。消火器で対応できない場合は、屋内消火栓による消火活動へ移行します。消火状況は無線で本部へ随時報告します。
【避難誘導班】
在館者の安全な避難を誘導する役割です。避難はエレベーターを使用せず、階段を利用します。避難は火元階とその直上階から優先して行い、その後上階、下階の順に進めます。避難の際には逃げ遅れがないかを確認し、避難場所で点呼を行います。
【安全防護班】
火災時に煙や炎の拡大を防ぐため、防火扉の作動状況を確認します。自動で閉鎖されていない場合は手動で閉めるなど、建物内の安全確保を行います。避難誘導班と連携しながら行動します。
【指揮・連絡通報班】
各フロアの状況を把握し、本部へ消火や避難の状況を報告します。また、本部からの指示を各隊員へ伝達し、活動が円滑に進むよう連絡調整を担います。
【応急救護班】
けが人が発生した場合の応急処置や、避難が難しい人の搬送・補助などを行います。
今回の訓練では、それぞれの役割を再確認し、いざという時に連携して行動できる体制づくりの重要性を改めて確認しました。
自衛消防隊は、無理な消火活動を行うのではなく、安全を最優先に行動することが重要で、状況によっては速やかに避難する判断も重要です。
 

実際に消火設備などを見て・触って確認

屋内消火栓の場所の確認や操作方法、防火扉の閉鎖、排煙装置などを実際に見て触って確認しました。
●屋内消火栓
消火栓を使用する際は、1人でも使用可能ですが、水圧によってホースが大きく動く可能性があるため、公社は2人以上で操作することを推奨しています。1人がノズルを持ち、もう1人が後方で状況を確認しながらサポートします。また、消火に集中しすぎて火元に近づきすぎないよう注意が必要です。危険を感じた場合は無理をせず、命を最優先に避難することを確認しました。
 

 
 
●防火扉の役割
火災時に煙や炎の拡大を防ぐため、防火扉を閉めることも重要な対応です。
エレベーターホールや階段につながる防火扉を閉めることで、煙の侵入を防ぎ、比較的安全な空間を確保することができます。避難の際には、開いている防火扉を確認し、可能な範囲で閉めることが求められます。
 
 
 
●非常用のドア解錠(サムターン)
停電やカードキーが使えない場合でも避難できるよう、階段室につながる扉には非常用の解錠装置(サムターン)が設置されています。通常はカバーで保護されていますが、非常時にはカバーを壊して中のつまみを回すことで解錠できます。
緊急時には迷わず使用し、安全な経路で避難することが大切です。
 
 
 
●排煙設備の手動操作
煙が建物内に充満した場合に備え、排煙設備の手動操作方法についても確認しました。煙感知器が作動すると自動で排煙装置が動きますが、万が一作動しない場合は、排煙設備の手動スイッチを操作して強制的に排煙を行うことができます。ただし、排煙を行う際には、空気の流れで火災が拡大しないよう、周囲の扉を閉めてから操作することが重要です。
 
 

次回は実地避難訓練を予定

今回は、火災時の基本行動や設備の操作方法を改めて確認することができました。
一般的に消防隊が到着するまでには約10分程度かかると言われています。今回のシナリオでは約15分での避難完了を想定。この時間内で避難できるとは限りませんが、次回は今回の内容を踏まえ、実際に体を動かして対応を確認する実地避難訓練を予定しています。
いざという時に落ち着いて行動できるよう、引き続き防災意識の向上に取り組んでいきます。
 
 

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