2024-08-08
令和6年度普通救命講習を実施しました
7月26日(金)、横浜市中消防署から2名の消防士を講師としてお招きし、従業員を対象とした救急救命講習が開催が行われました。これは毎年1回、従業員の防災教育の一環で行われているもので、今年は18名の従業員が参加。事務局が毎年異なるメンバーを選出し、全従業員が救急救命の知識を身につけられるよう努めています。
講習は講師である消防士さんの挨拶でスタートしました。
「心臓マッサージの訓練をしたことが全くないという方はいないと思います。皆さん、どこかで一度は訓練を受けたことがあるはず。今日は心臓マッサージのフォームを完璧にすることを目標にしましょう!」
まずは「なぜ心臓マッサージをするのか?」「心臓の位置はどこにあるのか?」などクイズを交えながら、講習が進み、心臓マッサージの知識を身につけました。
実は心臓マッサージは「心臓を動かす」ためではなく、「脳細胞を守る」ために行います。心臓が止まってから20分、30分経過しても脳細胞さえ生きていれば、翌日には回復できることもあるのだそう。
心臓マッサージの基本的な方法は、胸の真ん中、胸骨の下あたりを約5㎝の深さで押すことです。
救助活動において、実際に要救助者に正しい心臓マッサージができていると、「胸を押せている」という感覚が分かるそう。
押すペースは100-120回/分で、救急隊員にバトンを渡すまで、続けることが大切です。心臓マッサージは「命のバトンをつなぐ」役割を果たします。
皆、真剣な顔で講師の話を聞いていました
講習の後は実技訓練に移りました。
救急車が到着するまでの時間は平均9分。これを想定して、「9分チャレンジ」として4〜5名のグループに分かれて交代しながら9分間の心臓マッサージを続ける訓練を行いました。
呼吸がなく、声をかけても意識がないことを確認した後、心臓マッサージを行っていきます。
「9分」という時間は短く感じるかもしれませんが、心臓マッサージは非常に体力を使います。2分ごとに交代しながら行いましたが、実際に自分の番が回ってくると、始めてすぐに息が上がってきてしまいました。
今回の講習では、プライベートで地元の消防団員として活動し、応急手当指導員の資格を持つ従業員も指導者側の立場で訓練をサポート。
応急手当指導員として従業員の実技訓練のサポートをする鈴木さん

心臓マッサージは絶え間なく行う必要があり、交代する時もリズムを崩さないように「3、2、1」の掛け声で交代します
心臓マッサージの訓練を終えた後は、AED(自動体外式除細動器)の使い方について学びました。
講習を受けて初めて知りましたが、AEDの役割は、心臓にショックを与えて「止まっている心臓を動かす」ことではなく、「痙攣を取り除く」ことなのだそう。痙攣状態の心臓はポンプ機能を失い、血液を送り出せないため、心臓マッサージをしてもうまく力が加わらないのだとか。
AEDの使い方や心臓マッサージからAEDへの移行についても実践的に学びました。
AEDは駅や公共施設に設置されており、他にもコンビニや交番にも徐々に置かれてきていますが、もしAEDが見つからない場合は、救急隊員が到着するまで心臓マッサージを続けることになります。
1枚目:電気ショックを行うためのAED電極のパッドは、心臓をはさんで対角線上に 2枚目:パッドを付けるときもマッサージは続け、電気ショックを与えるタイミングで手を放します
AEDについて学んだ後は、人工呼吸、気道異物除去、止血についても学びました。
1枚目:講習を受けた従業員に配布されたキューマスク(人工呼吸時の感染予防補助用具)2枚目:消防士さんが気道確保、キューマスクの使い方を実演してくれました
1枚目:異物が詰まったときの対処法、背部叩打法をマネキンをつかって実践 2枚目:患部を直接圧迫する圧迫止血法を学びました
実技訓練の最後には、講師の実体験も交えながら、119番に電話をして救急車を呼ぶ際のポイントについても説明がありました。
119番に電話をするときは、気が動転して正確な場所を伝えにくいことがあります。電柱の住所、コンビニの入り口や看板に書いてある●●店といった表記や、交差点の信号機の看板などを目印にして、救急隊員が見つけやすい情報を提供することが大切です。
講習の最後には、講師である消防士さんから、「最近は暑い日が続き、熱中症の救急件数が増加しています。今日の帰り道で体調が悪そうな人を見かけるかもしれません。そんなときには、間違えてもいいので、手を差し伸べてあげてほしいです。勇気を持って人を助けることは一番難しいことですが、今日学んだ知識をぜひ活かしてください。もし救急車を呼ぶべきか迷ったり、どこの病院に行くべきかわからない場合は、『
#7119(救急安心センター事業)』に電話すれば相談することができます。」と締めくくられました。
最後は修了証を受け取って講習は終了
熱いご指導をいただいた中消防署の消防士さん、ありがとうございました!
3時間にわたる今回の講習は、実生活に役立つ貴重な知識と技術を学ぶ機会となりました。
心臓マッサージやAEDの目的を改めて学ぶことができ、「自分は心臓マッサージができる」という自信を持つことが、緊急時の対応に大いに役立つと感じました。
神奈川県住宅供給公社では、随時従業員向けの様々な研修や講習会を行っています。
●関連WEBサイト
令和6年度交通法規講習を開催しました(2024-07-24)
https://www.kanagawa-jk.or.jp/recruit/info/details.asp?id=77
身近な脅威に備える!令和6年度サイバーセキュリティ研修を実施しました(2024-07-09)
https://www.kanagawa-jk.or.jp/recruit/info/details.asp?id=75
●応急手当指導員の資格を持ち、今回消防士さんと一緒に指導に当たった従業員の鈴木航さん
「チャレンジする気持ちに、エールを送ってくれる会社」(2020-10-30)
https://www.kanagawa-jk.or.jp/recruit/introduction/details.asp?id=17
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