お問い合わせ

KENJI UEDA×SHOUTARO NISHIDA

上田 憲治×西田 翔太郎

2024-12-25

やりがいを感じ、いろいろなチャレンジができる会社です


左:西田 翔太郎:2009(平成21)年入社、右:上田 憲治:2002(平成14)年入社
 
公社では2023年度に新築物件を3物件建設しました。2024年度も1件建設中ですが、それ以外でも修繕工事などを行っています。今回は、設計監理課の仕事について上田さんと西田さんにお話をお聞きしました。

今回も前回に続き、「フロール横濱関内」の1階にあるコミュニティラウンジ「benten103」をお借りし、お話をお聞きしました。
 

Q.設計監理課のお仕事を教えてください。

西田:主に新築工事と修繕工事に分かれます。新築工事では、設計段階から工事完了まで、また、その後のアフター対応の業務を行っています。また、修繕工事では既存物件の耐震改修工事や外壁塗装等の経年劣化に対する修繕などを行っています。全ての物件の工事を一度に行うことは難しいので、年度ごとに計画を立てて行っています。

  

上田:経年劣化の進行具合は物件によって違うので、それを毎年計画に基づいて、現場を調査して、進めていますが、ただ近年では、労務費や資材の高騰に加え、修繕する物件数が多くなっていることもあるので、計画にただ沿うのではなく、物件の状態や予算との兼ね合いも調整しながら進めています。

 

Q.上田さんは以前にも、「1棟丸ごとリノベーション」や「フロール横濱関内」について取材をさせていただきましたが、現在担当している「フロール厚木緑ヶ丘」の建て替えは、どのような計画なのですか?

上田:1963(昭和38)年に竣工した「緑ヶ丘団地」(厚木市)の建て替えを行っています。事業化が難しい、郊外型団地の既存ストックの活用として、建て替えができるかどうかの検証的な意味合いも含めた郊外型物件での建て替え新築工事を行っています。

全部で12棟あるうち4棟を廃止し、その敷地に1棟を建て替える工事を担当しています。
2024年12月に「フロール厚木緑ヶ丘」として竣工、戻り入居が2月、新規入居が3月予定で計画通りに進んでいます。
特徴としては、戻り入居の割合が高く、建て替え後の住宅では戸数の約7割が戻り入居の方がお住まいになります。そのため、間取りは既存と同じく2DKを多く設計し、一部タイプでは可動間仕切りを採用して、ライフスタイルに合わせてレイアウト変更が可能な間取りもあります。また、団地の全てを建て替える事業ではないので、外観デザインは既存棟との調和を図るように設計しました。

現場には私の他に入社2~6年目の若手職員もいます。みんな現場監督員としてやる気と責任感をもって頑張っていて頼りにしています。

 
現地での施工会社との定例の打ち合わせや現場確認。チームで「フロール厚木緑ヶ丘」を造っていきます。

Q.西田さんは外壁塗装も担当されていますが、どのようなお仕事なのですか?

西田:外壁塗装はコンクリートの躯体(建築物全体の構造を支える骨組み)の劣化を防ぐために必要なものなのですが、それ以外にも物件の入居の要素として、重要視されています。色彩の専門家やデザイナーと相談しながら進めています。そのノウハウを活かし、公社独自に色彩デザインを行うこともしています。

4年前に行った「二宮団地」(中郡二宮町)や現在、担当している「相模原高根団地」(相模原市中央区)もその一つです。色については正解が無いですし、思ったより少し濃かった、薄かったなど難しさはあります。

新築は1から作り上げていくものですが、既存の物件も外壁塗装をすることで、新しく生まれ変わります。もともとモノ作りが好きなので、形にできるという面でも新築同様にやりがいを感じます。ちなみに、「相模原高根団地」は外壁塗装工事と併せて公社物件で3例目になる外断熱改修工事も行っています。

 
現地では定期的に工事の進捗状況を確認しています。「相模原高根団地」がどのようにリニューアルするのか楽しみです!
 

Q.職場環境はいかがですか

上田:公社は建設業とは違い一つのことをずっとやり続けるのではなく、不動産に関わる企画・設計・建設・管理・入居者募集など、業務範囲が広いので、いろんなことをチャレンジしたいと思える人が合っていると思います。

どの部署でも、入社して、若い段階から仕事を任せてもらえるというのは、責任などもあり大変だとは思いますが、やりがいを感じることができると思います。

西田:いろいろな年代が在席しているので、楽しいですね。

現在、資格取得に向け勉強していますが、期間中は上司や同僚に業務のサポートをしていただいたり、費用の補助も受けられられたりと、とても助かります。

上田:私も10年前に一級建築士の資格を取りました。試験前など周りの方が気を使ってくれて、本当に助かりました。西田さんにもぜひ合格してもらいたいので、応援しています!

 
インタビューの合間に「フロール横濱関内」の1階にあるわらびもち製造・販売「生わらびもち 鎌倉 凛 横浜関内店」さんの「生わらびもち」と「わらびもちドリンク」堪能。スイーツに目が無い二人でした(笑)

Q.公社への就職を考える方に一言お願いします。 

上田:現在、「フロール横濱関内」に続き、現在(2024年8月)「フロール厚木緑ヶ丘」(厚木市)の新築工事を担当しています。物件のコンセプトや仕様に違いがありますが、「フロール横濱関内」での経験を活かして取り組んでいます。その経験が、いままで気づけなかった施工の視点や必要な事前準備などが役に立っていると思います。「フロール厚木緑ヶ丘」の経験も今後自分に大きく役立つと感じています。今後も色々とチャレンジしてきたいと思います。

新卒採用の内定研修で「フロール横濱関内」を説明する上田さん。わかりやすい説明が好評です。

西田:公社は建物を作って住んでもらうだけではなくて、コミュニティ形成などにも力を入れていて、幅広い業務を行っているので、チャレンジが好きで前向きな気持ちを持っている人には向いている会社だと思います。

何事にもやりがいを持って挑戦できる人と一緒に仕事したいですね。


神奈川県内の工業高校生が「フロール横浜三ツ沢」を見学した際には、建設業界の将来を担う若者にエールを送っていました。

上田さんが入社後、7年ぶりの新卒入社で入ってきた西田さん。

西田さんが入社したときは、やっと後輩ができたと喜んだそうです。

7年の差は感じられない仲良しなお二人。職場環境が良いことはお話しした雰囲気でわかります。

上田さんは入社22年目、西田さんは15年目と後輩も多くできました。後輩からも慕われ、上司からも信頼され、これから公社を引っ張っていく立場となった二人。これからの活躍も楽しみです。


上田さんが2019年に手がけた「1棟丸ごとリノベーション“アンレーベ横浜星川”」は、近年でも注目を浴びてメディアに取材されています。
SUUMOジャーナル(2024-08-26)
https://suumo.jp/journal/2024/08/26/204630/

神奈川県住宅供給公社“みらいへのプロジェクト”
1棟丸ごとリノベーション「アンレーベ横浜星川」
https://youtu.be/ALlqggHKJFc

 

職員の声
「二宮団地再編を担当、地域の魅力を多くの方に伝えたい。」西田 翔太郎(2020-09-11)
https://www.kanagawa-jk.or.jp/recruit/introduction/details.asp?id=9

【動画あり】「業界でも注目、公社初の1棟丸ごとリノベーションを担当」上田 憲治(2022-09-15)
https://www.kanagawa-jk.or.jp/recruit/introduction/details.asp?id=32
●関連記事
公社の外壁塗装
「住んでいる方や地域の方の気持ちが和らぐ色彩を心掛けています」サッコデザインオフィス:鈴木章子さん
https://www.kousha-chintai.com/blog/landscape/-2024vol1.php
住まいとくらし~歴史と変遷~
住まいとくらし~団地の外装リニューアル①~
https://www.kosha33.com/life/history/post_14.ph
住まいとくらし~団地の外装リニューアル②~
https://www.kosha33.com/life/history/post_15.php
住まいとくらし~団地の耐震改修~
https://www.kosha33.com/life/history/post_12.php
職員の声一覧へ戻る