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堀 辰徳

高齢者事業部 募集課

2026-03-09

「営業は嫌だった」人生の節目に伴走する仕事にやりがいを見つけるまで

高齢者事業部 募集課

高齢者事業部募集課 2024年(令和6年)入社

 

「営業、最初はすごく嫌だったんですよね」

 

そう話してくれたのは、入社2年目の堀さん。

いま彼が担当しているのは、介護付有料老人ホーム「ヴィンテージ・ヴィラ」の入居募集。見学のご案内から契約、さらには入居後の生活準備まで、人生の節目に伴走する仕事です。

 

いわゆる営業職ですが、当の本人は、もともと人前で話すのが得意なタイプではなかったそう。

 

「正直、黙々とデスクワークしていたいタイプでした」

かつて営業に苦手意識を持っていた堀さんは、いま、どんなふうに仕事と向き合っているのでしょうか。

介護付有料老人ホーム「ヴィンテージ・ヴィラ」に興味を持って来訪されたお客様に、住宅の概要をご説明し、館内をご案内する。

時には、ご入居者のためにできたての料理が提供される館内のダイニングルームで一緒に食事をしながら、暮らしのイメージを深めていただくこともあります。
VVを案内中の堀さん入居をご検討されているお客様にヴィンテージ・ヴィラの住戸内をご案内する堀さん

初対面で、しかも人生の大先輩と食事。緊張はしないのでしょうか?

「見学に来たお客様のほうが、たくさん話してくださるので、自分は聞き役に徹しています。『孫と同い年だよ』って言われることもありますよ」

雑談力よりも大切なのは、業務理解を深め、ヴィンテージ・ヴィラの魅力をきちんと伝えられること。

「営業って、話す力よりも引き出しの数の方が大事だと思っています。経験や知識が増えれば、自然と言葉は出てくると思うので」

見学の案内で館内を歩くときも、お客様と歩調を合わせ、段差に注意し、曲がり角での衝突に気を配る。

「高齢者の方の転倒って、想像以上に危ないんです」

仕事への責任感がにじみます。

配属されたばかりの頃は、先輩の隣で見て学ぶ日々。頭の中では何度もシミュレーションしていました。

そして迎えた初めての単独対応。

「手が震えました。あれだけ準備してきたのに、言葉も思うように出なくて」

しかも、説明を始めて2分ほどで、「入居条件が合わないから」とお客様は帰られてしまったそうです。

普通なら落ち込みそうな場面ですが…

「デビュー戦だったので気合いは入っていたんですが、準備万端でもそういうことはあるんだなって。これは経験を積むしかない、と吹っ切れました」

その後は、契約書や資料を何度も読み込み、先輩の話し方を研究し、場数を踏んで。

2年目になった今は、視野が広がり、1年目に先輩から教わったことの意味が腑に落ちてきたといいます。

この仕事の難しさは、お客様との人生経験の差。

「自分の知識や経験が、まだ追いついていないと感じることも多いです。

老人ホームは大きなお買い物ですし、終の棲家になる場所でもあります。

だからこそ、選んでいただくにしても、そうでないにしても、せっかく興味を持っていただいたお客様に不安や疑問を残さないようにしたいと思っています」

ガツガツ売るのではなく、入居相談員として寄り添う。

以前、館内のご案内から契約・入居までを担当した方に館内で偶然会い、「気持ちよく過ごしています」と声をかけていただいたときは、本当にうれしかったそうです。

「お客様にとって大事なのは、その先の暮らし。そこに関われるのがやりがいです」
セミナーで案内をする堀さん
公社では、高齢期の暮らし方を考えるセミナーを随時開催。その場で職員が質問・相談に対応します

高齢者事業部の執務室は、いつも電話が鳴り、誰かが対応している活気ある空間。

「うっかりお腹が鳴っても気づかれないくらい、にぎやかです(笑)」

個人ノルマはなく、課全体で目標を追うスタイル。誰かが忙しければ、自然と助け合う。

ロールモデルとなる先輩がすぐそばにいるそうで、

「計画的で効率よく、しかも気遣いができる。人として尊敬しています。一生ついていきたい先輩です」

先輩から受け取ったものを、次につなげていきたい。そんな思いも芽生えています。

社内での事務作業と、お客様と直接向き合う現場。その両方を行き来しながら、1日が進んでいきます。

見学案内の現場では、お客様と直接お話ができて、多くの学びを得る時間。

「お客様の表情も見える分、やりがいを実感できます」

一方で、入居手続きや広告作成、フォロー連絡など、細やかなデスクワークも欠かせません。

入社1年目の頃は、仕事に慣れるのに時間がかかり22時過ぎまで残業。家が遠いため、最終バスに駆け込んだ日もありました。

2年目の今は、少し変わってきたようで、効率よく仕事を進める先輩の姿を手本に、優先順位を整理し、定時で帰れるようになってきました。

事務作業を集中して進める日、外に出てお客様と向き合う日を意識的に分けることで、働き方にもリズムが生まれているようです。

堀さんのある1日をのぞいてみましょう。

社内業務

8:30|出社

8:30〜12:00|メールチェック、電話対応、お客様へのフォロー連絡、広告作成、入居手続き関連業務

12:00〜13:00|昼休憩

13:00〜17:15|午前中の業務の続き

17:15|退勤

見学案内

8:30|ヴィンテージ・ヴィラに直行

8:30〜10:00|見学準備(資料・モデルルームの整備)

10:00〜10:30|最寄り駅までお客様をお迎え

10:30〜12:00|住宅概要の説明、館内のご案内

12:00〜12:30|ダイニングでお客様と一緒に昼食

12:30〜13:30|休憩

13:30〜15:00|片付け・帰社

15:00〜17:15|社内業務(電話対応や手続き関連など)

17:15|退勤

電話対応中の堀さん

終業後は、社内のリフレッシュコーナーで若手同士が集まることがあります。

【つくった人×育てる人】日本大通り11階、リフレッシュコーナーの話

ご飯やお酒を持ち寄り、コミュニケーションを楽しみます。

仕事の悩みも、ちょっとした失敗談も、最近うれしかった出来事も。肩書きを外した素の自分で話せる、貴重なリフレッシュの場になっているそうです。

「特に私は高齢者事業部で唯一の20代なので、他部署の若手の話を聞けるのを密かに楽しみにしています」

毎年年末に行われる社内交流イベント「ウィンターパーティ」は入社3年目までの若手が中心となって企画・運営するのが慣例。

今年は堀さんが検索予測ワード当てゲームを企画し、大盛り上がりだったとか。
ウィンターパーティ
ウィンターパーティを一緒に運営した後輩職員(左の2人)と同期(左から3番目)と

週末は、縄跳びや体幹トレーニングで汗を流しているという堀さん。

 

「ドラマでスーツ姿の俳優を見て、鍛えてる人ってかっこいいなって。胸板の厚い男になりたいです(笑)」

 

実はこの筋トレ、仕事とも無関係ではないようで。

 

ヴィンテージ・ヴィラでは、入居後の暮らしをイメージしてもらえるよう、空き住戸に家具や生活用品を設置し、モデルルームとして、中を見学できるようにしています。

 

けれど、その部屋ももちろん入居者募集中の住戸。申し込みが入れば、家具をすべて次のモデルルームに移動させなければなりません。

 

「部署唯一の20代、フィジカル要員になってます」

 

さらに宅地建物取引士の資格を取得。現在はFP(ファイナンシャルプランナー)の勉強にも取り組んでいます。

 

「仕事上、必須の資格ではないのですが、お客様の住まい選びを支えるなら、知識はあった方がいいと思って」

 

体も鍛える。

知識も磨く。

着実に、引き出しを増やしています。
館内を案内する堀さん
ヴィンテージ・ヴィラのモデルルーム。テレビ台やソファ、机やベッドなど、暮らしをイメージしやすいように設置。家具の移動はなかなかの重労働です

高校時代のボランティア経験をきっかけに、地域に関わる仕事を志望。

もともとは公務員を目指し、大学2年生の2月から試験勉強を始めていました。

 

「遠回りに見えましたが、公務員試験の勉強は公社の入社試験にも活きました。早く動き出したからこそ、納得できる道を選べたと思います」

 

公社は約100名規模の組織。職員同士の顔が見える距離感で、地域に根ざして働ける。夜勤や転勤もなく、生活基盤を築きやすい環境も魅力のひとつです。

 

「人と丁寧に向き合う仕事がしたい方、安定した環境でじっくり成長したい方には、きっと合う職場だと思います」

Kosha33でインタビュー

「まだ、自分の仕事には伸びしろがあると思っています。ジョブローテーションのある会社ですが、もう少し、この部署で頑張りたいです」

 

営業が嫌だった2年前。それでも、目の前の仕事に向き合い続けた先に、いまの言葉があります。

 

話すのが得意じゃなくてもいい。

最初から自信がなくてもいい。

大切なのは、目の前の人に誠実であろうとすること。

 

ふと振り返ったときに、自分でも気づかないうちに景色が変わっているかもしれません。

きっと堀さんは、これから先、もっともっと新しい景色に出会うはず。

数年後にはこの人についていきたいと思わせる存在になっている、そんな未来を楽しみにしています。