2024-05-07
備えあれば憂いなし!公社自衛消防組織の消防訓練を実施しました
今年3月、公社自衛消防組織の消防訓練を行いました。
地震や津波などの天災や、火災、従業員のケガといった人的災害など、あらゆる事態を想定し、従業員の命を守るために、公社では毎年、自衛消防隊の訓練を実施しています。
現在、本社ビルが改修工事中のため、関内駅近くのビルを一時的に借りており、訓練もその一時移転先で行いました。今回の訓練は、「自席で執務中に火災が発生した場合」を想定し、各隊員がそれぞれの役割をこなしながら避難するというものです。
事前に設定した「災害発生」時間になると、本部メンバーと各班の班長・副班長が無線機を準備、開局。本部と指揮・通報連絡班は指揮系統をとる部隊として、各班をまとめました。
このほかに、初期消火班、安全防護班、避難誘導班、応急救護班があり、班長は無線機を使い本部チームと無線で連絡を取りながら、班員は指示に沿った対応を行っていきました。初期消火班は、コーンを火元と設定して、消火活動を行う一方、安全防護班・避難誘導班は、無線による本部からの指揮を受けながら、避難階段付近にて、防火扉の状況を確認するなど安全確保、そしてエレベータホールや階段室の入口などの要所に立って避難先への誘導を行いました。(※災害発生時は地上1階への避難となりますが、訓練では、大勢が入れる大会議室を避難先として設定)
指揮統率を行う本部では、無線機を使い各班の状況を把握、対策を練りつつ、新たな指示を行いました。
事前に負傷者役も選出されていて、煙を吸って倒れた負傷者は、救護班が担架で救護所まで運びました。
今回行った訓練は、実際の災害発生時を想定し、無線機や担架といった防災資機材を使用しました。最後尾となった本部と安全防護班が大会議室に到着し、訓練は終了。訓練終了後は、各班の代表者が今回の訓練を通して気づいたことや反省点などの意見交換会を行いました。
毎年行われる訓練ではありますが、今回は一時移転先での訓練ということもあり、いつもとは違い多くの気づきがありました。
防災訓練を通じて、「一時誘導場所であるエレベーターホールは全従業員が避難するには小さすぎるかもしれない」「担架で人を運ぶのは予想以上に重く、またスペースを取る。今日は一人を運んだが、何人もとなると大変ですね。担架は思ったより長く、執務室ではキャビネットなどの配置によっては曲がりづらい。避難を考慮したレイアウトが必要では?」といった意見が出され、みんな真剣に、有事の際に従業員全員が無事に避難できるよう、議論を行いました。また、スケジュールやシナリオを事前に用意していても、想定通りに進まないこともあることが分かりました。無線の混線や誰が誰に話しているか分かりづらい状況が生じたり、シナリオ通りに進まないと焦りを感じることも。しかし、防災訓練を行うことで、気づきに対する対策ができるだけでなく、複数の部署が連携して訓練を行うことで、協調性の向上にもつながり、防災に対する意識を従業員全体でしっかりと共有することができました。
今回の防災訓練以外にも、神奈川県住宅供給公社では、従業員に向けた様々な研修や講習会を行っています。
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