2022-10-16
【動画あり】子育ての経験が活かせる職場

暮らしをつくる、笑顔でつなく「みらいへのプロジェクト」リクルート動画 (
https://youtu.be/Kjdb8uvUx1M)賃貸事業部 運営管理課 平成8年入社
Q1:神奈川県住宅供給公社を就職先として選んだ理由を教えてください。
大学で建築学を専攻していた頃から「庶民が暮らす住宅が、素敵で良質なものであること」が本当の豊かさにつながるという思いがありました。よりよい住環境や暮らしやすい家というものの仕事に携わっていけたらという思いがあり、また、公的事業が主体である公社ならその仕事が出来ると信じ就職先に選びました。
入社して民間住宅課に配属となり、地主の方が所有される土地に特定優良賃貸住宅を建設する業務で工事現場を回る日々でした。その後、設計課に転属となり、戸建てやマンションの設計を担当し、当時は建築的にデザイン性の高い住宅づくりに意識が向いていました。その後、結婚、出産を経験し「本当の豊かさ」とは何かを考えるようになった頃、建築的なデザインだけでなく、暮らしやすさにつながる、一見目には見えにくいしくみの設計も担うべきではないかと意識が少しづつ変わってきました。
結婚や出産を機に「暮らしやすさ」について考えるようになりました。
Q2:一級建築士試験を受けるにあたって
試験を受けるということが、周りの方もわかっていたので、「試験前は早めに帰って勉強の時間をとったほうがいいよ」と言っていただいたりと、
応援してもらいながら受けることができました。
そういった体制はできている会社だと思います。
Q3:ご自身の経験をどのように物件に反映したのですか。
建替担当として10年勤務する間に、3件の賃貸マンションの商品企画を担当しました。2件目に担当したのが子育て応援賃貸住宅をコンセプトにした「フロール新川崎」(川崎市幸区)です。マンション内に認可保育所を開設するなど子育ての負担を軽減できる仕組みを考えました。
これは私が産休に入った時、何年も住んでいるマンション内に誰も知人がいなく、密室育児の状態となり孤独で辛い思いをした経験があったからです。実際、自分が育児をする中で、子どもとひたすら二人で向き合わなくてはいけない生活が心細くて周囲に顔なじみや同じような悩みを共感・共有したり、たわいもない話ができる人がいたならという願いがありました。
そういったタイミングでの仕事だったので、ぜひ子育て支援、コミュニティ賃貸住宅を作ってやってみようということになりました。
少しでも人と話せる場があることでママは救われ、育児や家事に前向きな気持で向き合うことができます。ママの気持ちが明るくなると、家庭も社会も好循環が起きます。「フロール新川崎」では共用部の空中庭園や集会室などを設けるとともに、ママ友を作るきっかけとしてベビーマッサージやヨガ等のイベントも公社が専門家に委託し定期的に支援しました。その後「フロール新川崎」内で子育てサークルが発足する等、入居者の方々の力をお借りして良い方向に展開していますが、中にはイベントが苦手な入居者の方もおられ、イベントに限定した支援には限界があることも学びました。
子供たちが安心して遊べる「フロール新川崎」の空中庭園

育児休暇の時の経験が「子育て応援賃貸住宅」のコンセプトに反映されています。
Q4:続く「フロール元住吉」(川崎市中原区)で更なる進化を遂げるのですね。
2020年に1月に誕生した「フロール元住吉」では、“守人(もりびと)”という「住環境」と「コミュニティ」の両方を見守る管理人が日勤し、入居者専用「シェアラウンジ」と地域交流スペース「となりの.」を運営するなど今までにない新しいスタイルの賃貸住宅にチャレンジしました。賃貸住宅には珍しいサービスばかりですが、単身世帯が増加している賃貸住宅市場において公社に何ができるか、またより暮らしやすい賃貸住宅とするため、お客さまの声を丁寧に集める中でそのような物件を作る機運が社内で高まってきていました。新しい事業を始めるのは苦労も多かったですが、ニーズがあることは確信していたので引く気はありませんでした。関係部署と課題について繰り返し話し合い、粘りに粘って進めました(笑)。事業進捗の早い段階で“守人”となるパートナー会社として、地域コミュニティの醸成に実績のあるHITOTOWA Inc. を選定し、HITOTOWA Inc.が持つ知見を設計段階から取り入れ、完成後の運営がスムーズに行えるよう工夫しました。「となりの.」オープン後は地域に住む方がスタッフになられていることも、居住者の方々が地域につながるきっかけとなっています。
「フロール元住吉」では「暮らしやすさ」を追求するため定例のミーティングを行っています。
2020年10月1日、「フロール元住吉」はグッドデザイン賞を受賞しました。(詳しくは、ニュースリリースをご覧ください
https://www.kanagawa-jk.or.jp/news/?id=836)企画、設計、工事と複数の協力会社の方々から応募の声があがり応募した結果、受賞という嬉しい結果をいただきました。みなさまの想いが一つの形になり感無量です。「フロール元住吉」のように家賃を生まないラウンジやカフェを併設することは、効率性を優先する民間企業には難しいと思います。社会の課題解決に繋がる試みを期待されている公社だから、付加価値がある実験的な物件を提供できたと思います。現在は、賃貸物件の管理業務を担当する部署にいます。お客さまが入居した後、どのような問題が発生するか、求められている物は何かをリアルに汲み取ることができます。居住者の豊かな暮らしを叶えるものは何か、今後も真剣に向き合っていきたいです。
「2020年グッドデザイン賞」に選ばれた「フロール元住吉」
Q5:職場環境はいかがですか?
会社から具体的にこういうことをやりなさいということは、ほとんど言われないです。
どんなことをやりたいかを考えるのが、与えられる仕事です。
物件物件に応じてどんなことをやっていくことがその物件の魅力づくりにつながっていくのかということを企画していくような流れで仕事をしています。
Q6:並木さんの「未来へのプロジェクト」とは?
公社では新築のマンションタイプの賃貸住宅だけではなく、古い団地タイプの賃貸住宅もたくさん管理していますが、
新しい物件でも古い物件でも、それぞれの物件でお客様が住民目線で住みやすい、暮らしやすいというニーズに応えられるような管理をしていきたいと思っています。

定期的に子育てママとお子さん向けのイベントを行っている(フロール新川崎にて)
Q7:公社への就職を考える方に一言お願いします。
3人の子どもがいますが、子育て制度の充実や同僚の理解がありワークライフバランスがとれる職場です。入社5年目で自己啓発休業制度を利用し1年間休職してアメリカの建設会社で働く経験もしました。渡米した頃は仕事にも慣れ、外の世界に目移りしていた時です。1年間公社を離れたことで、場所によって課題は違い全てに通じる完璧な解はない、自分が籍を置いている会社でベストを尽くそうと思うことができました。いろいろな経験をしたい方、多角的に不動産業を理解したい方に公社は向いています。私は大学生の頃からの想いを実現できて、公社に入社して間違いなかったと心から思います。
2002年 自己啓発休業中に勤務したアメリカの職場の方々と

打ち合わせの間に
地域交流スペース「となりの.」でコーヒータイム。
※今回の記事は、2020-11-30に配信したものをリライトしたものです。
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