公社の新しい賃貸住宅「フロール元住吉」が2020年度 グッドデザイン賞を受賞しました
2020-10-01
この度、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2020年度グッドデザイン賞を「フロール元住吉」(川崎市中原区)が受賞しました。グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動で、1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれています。フロール元住吉を計画するにあたり、多様な働き方や社会・経済情勢の変化により、家を購入しない選択肢も増えつつある中で、永く住める賃貸住宅があれば、永く地域に根ざした暮らしができるようになり、より幸せに暮らす人々が増えると考えました。昨今の賃貸住宅では居住者のライフステージが住宅に合わなくなり退去したり、単身世帯等が地域と接点を持たないまま暮らす傾向も大きな課題となっています。そこで公社は、“生涯賃貸”という発想から、住替え可能な住戸を用意し、「居住者が過ごせるシェアラウンジ」や「居住者だけでなく地域住民も過ごせる地域交流スペース(となりの.)」を設け、 これらの空間のコミュニティ醸成を手助けする管理員「守人(もりびと)」を置くことにより、入居者を見守るシステムを設置しました。
この「フロール元住吉」は、時代の変化に応じて家族の暮らしが変化でき、地域に開かれる公共的役割も担えると考え、同じ地域に永く住める、地域と関わりを楽しむ「賃貸住宅」として誕生しました。
詳しくは、ニュースリリース(PDF)をご覧ください。
参考:グッドデザイン賞受賞ページ