



超高齢社会と多様性に対応した住まいとまちへ
人生100年時代、単身高齢者の増加や少子化の進行、障がい者の自立支援への対応など、社会の変化とともに、住まい・まちへの期待・役割も大きく変化しています。横浜若葉台では地域関係者で「みらいづくりプラン」というまちづくりの目標・方針を定め、選ばれるまち・住み続けられるまちを目指しさまざまな取り組みを実践しています。
新たに国土交通省が支援する補助制度「住まい環境整備モデル事業」の採択を令和3年度に受け、3カ年にわたり、超高齢化と障がい者をテーマとしたまちづくりに取り組んだ概要を紹介します。自立生活志向の高齢者が長く暮らせる住まい、障がいのある人(車いす使用者)が自立し生活しやすい住まいづくりなど、多様な人が共存するノーマライゼーションのまちづくりを実現し、この取り組みが普及・発展のきっかけとなれば幸いです。
横浜若葉台について
所在地 | 神奈川県横浜市旭区若葉台 |
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入居開始 | 昭和54年(1979年)~ |
開発面積 | 約90ha |
建設戸数 | 分譲住宅 5,186戸、賃貸住宅 790戸、高齢者住宅(有料老人ホーム)326戸/92室、その他公共公益的施設 |
人口 | 13,245人(R5.3末現在)/ピーク時 20,683人(H4.9時点) |
高齢化率 | 54.3%(R5.3末現在)<全国 29.1%(R5.3末現在)> |
その他 | ![]() 横浜若葉台みらいづくりプラン』(任意計画)により 団地未来HP |
共同事業者 | ![]() ![]() |
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人に寄り添う住まい・まちを目指して
横浜若葉台のセンター地区にある公社賃貸住宅は、約56~62m²・2LDKや3DK主体のプランです。センター地区は商業・サービス等の利便施設が集積し、バスターミナルやコミュニティバスの利用など買い物や団地内外への外出にも便利な立地です。
このエリアの住戸を改修して、①高齢者向け賃貸住宅や②車いす使用者向け賃貸住宅などのモデル住宅を整備し、また、③これらの入居者が利用し日々の暮らしの充実を図るための多様多機能の交流活動拠点「Wakka」も整備しました。
賃貸住宅だけでなく、団地内には人生100年時代を支える住まい・暮らしの選択肢として、既に介護付有料老人ホーム(自立型及び介護型)が立地するほか、新たに特別養護老人ホーム・認知症グループホームが開所予定です。これら団地内の住替えや地域の居宅介護や訪問看護サービスの利用、親族の近居などに対応することで、SDGsが目指す住み続けられるまちとしてエリアの価値や可能性を高めています。このほか単身高齢者等の暮らしのパートナーとして、④ペットロボットの効果等を検証しました。
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高齢者モデル住宅(高齢者向け賃貸住宅)
将来要介護になっても長く生活できるように、バリアフリー改修のほか複数の動線を確保し、介護や室内の移動を容易にしました。3つの間取りタイプを用意。
「高齢者モデル住宅」詳細 -
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多様多機能の交流活動拠点「Wakka」
新しいスタイルの書店やワーキングスペース、イベント開催など多様な人が利用する多機能な空間として、人とまちがつながるコミュニケーションの拠点です。
「多様多機能交流拠点」詳細 -
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若葉台創生課
電話番号:045-651-1957(平日8:30~17:15)