保有資産やこれまでのノウハウを活かした団地活性化に着手したい公社と、共同生活や地域貢献を通じて学生の総合的な教育を実践したい神奈川大学のニーズが一致し、それぞれの強みを生かして団地活性化に貢献すべく、2020年に協定を締結。住民の高齢化による自治活動の継続に悩む地元も巻き込み、「竹山団地プロジェクト」をスタートさせました。
竹山団地(横浜市緑区)の賃貸住宅上層階の空き住戸を法人契約で大学に賃貸し、サッカー部の学生が、学生生活・部活動と並行して地域活動に参画・協力しています。
団地内の商店街の空き店舗を活用し、サッカー部員の食堂兼住民向けのカフェのほか、住民の健康増進を目的とした新たな施設を整備し、さまざまな取り組みを展開しています。
主な取り組み
防災訓練等地域行事への参加
連合自治会が主催する各種行事へ参加。花火大会では屋台出店の企画準備運営等を住民とともに実施。また、有事に備え、防災倉庫の整理や防災訓練に参加するなど、この活動を機に、地元消防団へ入団する部員も多数います。
「健康・つながり・まち」づくりプロジェクト
2020年~2021年における取り組みを踏まえ、神奈川大学による健康に関するアンケートを竹山団地で実施したところ、「身体的・精神的に不健康である」と回答した方が約40%、「社会的に孤立していると感じる」と回答した方が約46%という結果となりました。
横浜市緑区においてトップクラスの高齢化率を誇る竹山団地では、住民の健康指標の改善が大きな課題であるとし、その改善に向けた検討を進めていくこととしました。
また、これまで部員たちが精力的に取り組んできたスマホ教室や健康体操といった各種活動が住民の間に広がり、定員を大幅に上回る参加が見られることも多くなってきたことから、さらなる規模拡大に向けて新たな拠点の検討を開始。
竹山団地中央商店街内にある大規模な銀行跡地と、長らく借り手のいなかった空き店舗を活用し、「運動」と「交流」の2軸から住民のからだとこころの健康増進を目指す取り組みを始動。2022年には、国土交通省所管の「住まい環境整備モデル事業」に選定されました。
2024年8月に内装工事が完了し、同年12月6日には竣工式および内覧会を開催。住民向けのプレオープン期間を経て、2025年4月から本格オープンしています。
未来研究所 竹山セントラル
専用器具を使用した介護予防教室(有料)を行うほか、自由にテレワークや宿題ができるフリースペースも併設。高齢者向けのスマホ教室や、有資格者からの指導を受けた部員が指導者となり、高齢者向けの健康体操も行っています。(横浜市介護予防・生活支援サービス補助事業(サービスB)認定)

空気研究所 竹山エアラボ
酸素濃度を調整し、低酸素環境のなかで運動ができるスポーツジム(有料)。効率の良い運動ができ、1回30分でも効果が得られ、併設された高酸素スペースでは美容効果も期待できます。

食文化研究所 竹山キッチン
当初から部員の食堂として使っていた商店街の空き店舗を部員自身の手で改装し生まれた神大食堂をリニューアルしてオープン。引き続き部員の食堂として利用するほか、空き時間にはスパイスカレーや近隣のベーカリーのパンなどの喫茶メニューを提供。子ども向けの駄菓子販売も行っており、多世代が滞留する場として多くの住民に認知される場所となっています。

リンク集
- 竹山団地プロジェクト(神奈川大学WEBサイト)
- NPO法人KUSC
- 高齢化進む築50年超の団地が大学サッカー部寮になった! 芋煮会や大掃除など、学生と高齢者が支えあう竹山団地 神奈川県横浜市(SUUMOジャーナル)






